レーシック
Laser Assisted In-Situ Keratomileusisを略してLASIKと表記することからレーシックと呼ばれます。レーシックは他のレーザー角膜屈折矯正手術と同様に角膜を削り、形を変えることにより近視や遠視、乱視を矯正する治療法です。
レーシックの手術法
レーシックの手術法は、先ず点眼麻酔を行います。その後角膜にフラップという薄い蓋を作ります。蓋をめくり、フラップの下側の角膜組織にレーザーを照射して組織を削り角膜のカーブを修正します。手術は片眼ずつ行い、通常両眼を同日に行います。手術当日は車の運転は出来ません。
レーシック術後の回復
レーシック手術術直後は、もやがかかったように視界がはっきりしないのが一般的です。
眼をこすったり触ったりしないように、当日はクリニックから保護用めがねの装用を指示されることもあります。炎症を抑え回復を早めるため点眼薬が処方されるので、しっかり使用しましょう。運動や体を使う仕事は医師のOKが出てから行うようにして下さい。術後医師から指示されたスケジュールで検査を受け回復状況の確認を行うようにしましょう。視力が安定するのに数ヶ月かかる場合があります。また、術後視力が安定してもハローやグレアが見えることがあります。矯正が不十分な場合は追加のレーザー照射を行うことがあります。
レーシックの合併症
視力矯正治療はメリットもたくさんありますが、手術的治療法には非常に稀ですが合併症のリスクがあります。レーシックの合併症として下記のような現象が考えられます。
- ドライアイ、あるいはドライアイの悪化
- 術前不要であった老眼鏡が必要になる
- 視力の悪化
- 低矯正のため追加手術が必要になる
- 角膜への瘢痕
- 角膜が薄くしすぎたことによる角膜拡張(ケラトエクスタジア)
- 夜間光の周りにハロー・グレアが見える
- 光が眩しく感じる
- 角膜への感染症 点眼薬による高眼圧